大潟村同友会の紫黒米

基準値の枠を超える

大潟村同友会は秋田県南秋田郡にあります。農家から消費者へお米の産地直送を目指して、1988年に23戸の農家により結成された大潟村あきたこまち生産者同友会がもととなっています。大潟村あきたこまち生産者同友会は1992年に法人化され有限会社大潟村同友会となり、2004年には株式会社になりました。会社がある大潟村は1964年に日本第二の湖八郎潟を干拓した土地に創設されました。オランダの技術をもとに干拓が行われており、村にはヨーロッパを思わせるダイナミックな光景が広がっています。この村の使命は食料の増産と近代的農村の建設でした。このような経緯から大潟村は最新の農業技術の導入に積極的でした。特に1970年代からは環境保護の観点から多くの取り組みを行ってきました。1974年の村内の農協店舗での合成洗剤の販売中止に始まり、1983年の除草剤CNPの使用中止などです。1980年代からは化学肥料に頼らない有機農業も開始されました。大潟村同友会はこのような大潟村の方針と歩調を合わせ、農薬の使用回数や化学肥料の使用料を減らした安全なお米作りを行っています。現在では秋田県の基準値の半分以下の使用料となっています。

新品種の育成

大潟村同友会では新たな農業への取り組みの一環として新品種を育てることも積極的に行ってきました。紫黒米は玄米の主に果皮にアントシアニン系の色素を持つもののことを言います。アントシアニンは紫黒色を呈するのでこの名で呼ばれています。アントシアニンはポリフェノールの1種で抗酸化作用があり動脈硬化や脳梗塞を防止する効果があると言われています。この他にホルモン促進作用もあると考えられています。さらに、こちらの品種は食物繊維やカルシウム、ビタミンも豊富に含有しています。このため、健康食品としても注目を浴びています。中国では古来から漢方薬などに利用されてきました。大潟村同友会では朝紫と呼ばれる品種の生産を行っています。朝紫はバリ島由来のウルチ種とタツモミチを掛けあわせてた品種で、東北農業研究センターで誕生したもち米の一種です。品種登録は1988年にされています。

黒紫米の特性

黒紫米は玄米の状態か、皮を少し残した状態で使用するとその特性を発揮します。白いもち米に5から10パーセント程度こちらを入れて炊くと、簡単に赤飯を作ることができます。小豆を用意する必要はありません。なお、完全に精米すると普通の白米とほとんど変わらない状態になってしまいます。

株式会社大潟村同友会
http://www.okome.jp/

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