日本の自動車メーカーのEV分野における考察/下田穣

2012年の秋に、SAE(米自動車技術会)で電気自動車に利用される急速充電に「コンボコネクター方式」を認証することが発表されました。この出来事は日本の自動車業界に激震を走らせました。
同じように下田穣もこの出来事に大きな衝撃を受けました。下田は再生可能エネルギー等のコンサルティングをおこなうリベラルソリューション株式会社の代表です。
下田は2012年のこの出来事を踏まえて、現在は「日本の自動車メーカーはEV分野で世界のリーダーになれるかどうか」を細かく分析しています。

因みにこのコンボコネクター方式というのは、「コンボ」と呼ばれている欧州勢が推している規格のことです。日本は、このコンボではなく「チャデモ」と呼ばれている規格を推しています。コンボの方がチャデモよりも良い、チャデモの方がコンボよりも良いという点はほとんどなく、メリットもデメリットも存在しています。つまり、チャデモもコンボもそれぞれ機能面において良い点もあれば悪い点もあるのです。

「チャデモ」は、急速充電用のものと普通充電用として2つのコネクタが必要です。充電にかなり時間がかかり、スピーディーではないという難点があります。実用化が進んでいて、充電スタンドの設置も始まっているので、これはチャデモにとって大きなメリットの一つといえます。

「コンボ」は、チャデモとは異なり、コネクタが1つで済むという点が大きいのです。また、充電時間もかなり短くなっているので、時間がかからないという点も大きなメリットの一つと言えます。
そんな非常に使いやすいコンボでも、チャデモのように完全な実用化がされていないという点がデメリットと、下田は考えています。このように、「チャデモ」も「コンボ」もそれぞれ良い点もあれば悪い点もあり、どちらも一長一短の性能をしているといえます。

「チャデモ」は、日本勢がリードしていて実用化もされており、日本の自動車メーカーはEV分野で世界のリーダーになれる素質を秘めていると下田は考えています。ただ、コンボは欧州勢が押していて、新規格ということで注目が集まっています。
また、これらの規格をデファクトスタンダードにできるかがとても大事だと説いています。どこでも電気自動車を充電できるようにするために必要な電気スタンド、どこでも充電ができる快適な電気自動車は、日本がEV分野で世界のリーダーになるために大事と考えているのです。また今後、中国がこの市場に乗り込んでくることで、コンボとチャデモの両方を活用するのか、独自で充電方式を開発して第三の勢力になるのか、あるいは共存するのかといったことにも注目が集まっていると、彼は考えています。この推測はリベラルソリューション株式会社の代表取締役社長の下田穣だからこそ出来る推測なのではないでしょうか。

下田穣 :リベラルソリューション株式会社の代表取締役社長。人材派遣会社や不動産コンサルティング会社で営業とコンサルティングを経て現社を設立。現在は自然エネルギー分野に着目し様々な事業をおこなう。

日本の自動車メーカーはEV分野で世界のリーダーになれるのか/下田穣
http://news.goo.ne.jp/article/biztimes/business/biztimes-20121129-01.html

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